あなたはどうやって食事内容を決めていますか?
これを食べるようにしている.これは食べないように我慢しているなどなど...
果たして本当に良いのでしょうか.依存や抑制を積み重ねていくと人はストレスを溜めていきます.そのストレスは身体に影響し免疫力を低下させてしまいます.今回は食事を決めるたった2つの方法をご紹介します.
ストレスになっていませんか?
糖質offダイエットが流行りましたね.ある人は身体が健康になったや疲れがなくなったなど良い反応がみられる人もいましたが,誰もが良くなったわけではありません.
当たり前ですよね.人の身体は千差万別.筋肉でさえも「破格」というものが存在し人によっては存在しない筋や付着している箇所が違っています.
筋肉だけでなく,内臓であってもある人は左右逆転して存在している人(内臓逆位)さえいます.それだけ違う人体にこれだけ食べれば大丈夫というものがある訳もないのです.
逆にこれをしなければいけないと本当に食べたい物を食べないことでのストレスを考えた場合,デメリットの方が多いと考えます.
笑いとストレスの臨床研究では,多くの知見がありすでに明らかにされています.ストレスが高いと「NK細胞(ウイルスやがん細胞を攻撃する細胞)」が抑制され,ストレスが低いとNK細胞は促進されます.またストレスが高いと自律神経を乱し,体温低下,不眠,易疲労性へとつながっていきます.
つまり人は楽しんだり,笑ったりしてストレスが少ないと免疫力は向上するのです.
何かを抑制することでストレスが生じ免疫力を下げていませんか?楽しんで食べられる物,笑って食らべれる物,美味しいと思える食べ物を選び身体の中のストレスを目安にするのも食事内容を決める一つです.
野菜から摂取しよう
しかし,美味しいと思える物を食べると太るのではないかと感じるかもしれません。勿論必要以上にカロリーを摂取した場合、脂肪が増え肥満となってしまいます。
脂肪というのは、体内では異物として捉え免疫機能が働いて常に戦っており炎症している状態です。
ウイルスを除去するのとは違い、脂肪はすぐに排除することは難しいため、常に慢性的に身体のあちこちで炎症が行っています。そのため身体が重く、疲れがとれないなどみられるのです。
つまり、脂肪を溜めないことが、健康には必要なのですが、それでも必要以上に食べてしまいますよね。そういう時はまずは野菜から摂取することをおすすめします。
野菜から食べた方がいいって聞くけどなぜだが説明できますか?
食べ物が身体の中に入ると血糖値が上昇します.血糖値が上昇すると膵臓のランゲルハンス島からインスリンというホルモンが分泌され,肝臓や筋肉に働き糖を貯蔵させることで血糖値の上昇を抑えます.さらに貯蔵しきれずに残った糖は中性脂肪として脂肪細胞に取り込む役割をもってます.
この血糖値が一気に上昇すると,その分急激にインスリン分泌され中性脂肪となり,脂肪細胞に糖が取り込まれていきます.つまり血糖値の上昇スピードが重要なのです.
GI値のことをご存じですか?
GI値とは,食べ物に対して消化され糖に変換される速さを示します.つまりGI値が高いほど血糖値を急激に上昇させる食べ物であり,GI値が低いほど血糖値を緩やかに上昇させる食べ物ということになります.
つまりGI値の値が高いほどインスリンが一気に分泌され中性脂肪に糖が取り込まれるということになります.
野菜はGI値が低いのですが、まず野菜から摂取することで急激に糖が中性脂肪に取り込まれるのを防いでくれ、且つその後ご飯などGI値が高いものを摂取しても急激なインスリンの分泌を抑えることができ、中性脂肪に置き換わることを防いでくれます。
さらに、野菜から摂取しようと意識すると自ずと野菜を摂取しなければなりません。自然と野菜摂取することにも繋がります。
まずは野菜から摂取することで中性脂肪の取り込みを抑え,且つビタミン,ミネラル,食物繊維など必要栄養量も確保できるだけでなく,野菜摂取した分糖質,脂質を抑ええることにも繋がります.そこにストレスが多くかかることもないでしょう.
まとめ
ストレスを感じるほどの食事制限、食事内容は反って身体を悪くします。ストレスを感じない程度、あるいは楽しんで美味しいと思える食事を考えることも必要です。カロリーを気にすることも大事ですが、まずは野菜から摂取するなど食事の順番を意識してみてください。是非ご参考にしてみてください。