インターネット、SNSが普及した現代何でも情報が入ってくるようになった引き換えに、他人のポジティブな投稿を目にするようになり他人と比較する材料が増えました。となりの芝生は青いとはよく言ったもので、私たちは他人と比較してネガティブな感情になりストレスをもたらします。
この地球上に存在している限りストレスを感じ続けなければいけません。
では私たちはそのストレスに対して対処する手段を学ぶ必要があるのではないでしょうか?
今回は自然とストレスの関係について解説していきます。
人間はこの世界に対応できていない!?
人間は600万年前狩猟採集民族であり、日々大自然のなか、日が昇れば目を覚まし、日中は狩りをして、日が沈めば眠りにつくという生活をしていました。その生活を600万年も続けてきておりその環境に適応するために人間の身体は変化してきました。
例えば、サーカディアンリズムというものが体内には存在します。これは日内リズムとも呼ばれており、日中獣と戦うために交感神経を働かせ血管を収縮、血圧を高めて戦闘態勢に入り狩りにでかけ、狩りを終えた後は次の狩りに備えて夕方には副交感神経が働き血管を拡張、血圧を下げてリラックスして身体を休ませようと調整します。私たちはこのリズムにより自律神経を正常化させ体調を整えています。しかし現代社会では昼夜逆転や、夜でも明かりが灯されている世界では日中と夜の感覚が狂い自律神経を乱してしまい体調を崩してしまっています。
このように農耕民族果ては現代社会はほんの数万年前しか経っておらず、まだ現代の環境に対して身体が適応できていないのです。
適応できていない一つがデジタルデバイスです。ある研究でスマートフォンを数週間断った際にストレス値が低下したそうです。
スマートフォンはSNSが普及したことで、様々な人とコミュニケーションができるツールとなりました。しかし、匿名という傘に守られたことで、攻撃的な言葉も飛び交うようになり恐怖、不安が増えたことがストレスを高める原因と考えられます。
デジタルデバイスは狩猟採集民族であった私たちにとって「新しいすぎる」のです。
狩猟採集民族から逸脱した生活は私たちをストレスに陥ります。逆に現代人が狩猟採集民族の生活をすれば私たちはストレスから解放に導いてくれるのです!
自然は最高のストレス改善方法
狩猟採集民族の生活は私たちにとって良い影響を与えることはわかったかと思います。
ただ、私たちは大自然に身を投げ出して生活するわけにはいきません。デジタルデバイスなしでの生活も難しいかと思います。
しかし私たちの体は大自然を体感しなくても少しの自然を感じるだけで身体を調整することができます。
その一つが公園に散歩に行くことです。
とあるデータでは、副交感神経が活性化してストレス値が低下するとのこと。そのストレスの低下は呼吸法や運動をも上回るというものです。
公園に行き日光を浴び、水の音や鳥のさえずりを聞き、木々やお花をみることで副交感神経が刺激されストレスが緩和されるのです。
しかし忙しくて公園に行くのも難しい人もいるでしょう。そういうときは、鳥のさえずりやたき火など自然と感じる音を聞くことや、大自然の画像を見ることでもストレスが低下するといった文献もあり有効的です。
まとめ
狩猟採集民族の生活を取り戻す1つの手段として公園に行くことがあげられます。公園に行き自然を感じることで副交感神経が刺激されストレスを緩和することができます。是非試してみてください。